●私が受験生の国語担当に。
●私が塾講師のアルバイトを初めて半年のとき、普通2、3年の経験があるベテランが担当する中学三年生の授業を受け持つことになりました。初めて半年とはいえ、私立中学受験を目指す小学生の社会を担当していたこともあり、何とかこなせるのではないかという甘い考えで授業をしていました。受け持って一か月後にあった塾内の学力テストの結果を見てそんな甘い考えを持つことは許されないと痛感しました。なぜならそれまで埼玉県内にある全塾全クラスを集めたランキングで100位台だったにもかかわらず、200位台にまで順位が落ちてしまったからです。そこで、自分の甘い考えを捨て、先輩に授業のコツを聞き、メリハリのつけ方、関連知識の教え方などを先輩の授業を見て覚えて経験不足を何とかカバーしようとしました。また、生徒が何度も本文を読み返しているのを見て、先に問題文を読み、それに関することを本文中で言っている部分に線を引くことで楽に作者の主張を探せることを教え、毎回の授業でその解法で解いた私のテキストをコピーして説明するなどしてその解法の定着を図り、テストの時に何回も本文を読む手間を省き、時間配分の改善につながりました。その結果、受験シーズンにはランキング内で90位台になり、無事全員が志望する高校に合格することが出来ました。
●私のほかの人のアドバイスを素直に聞き、有益そうなことを何でもやってみるという貪欲な性格が、私の経験不足をカバーすることにつながったと考えています。また、常に現状以上の効率性を探る癖が、生徒の問題の解き方を見て、テストでの時間配分の課題に気がつき、それを改善することにつながったと考えています。
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