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Q.
専攻分野・研究課題等
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A.
加速器型ホウ素中性子捕捉療法(iBNCT)装置のビーム孔の設計・製作 ホウ素中性子捕捉療法はホウ素薬剤を使用してがん細胞のみを選択的に損傷させ、一度の照射で治療が終了するという特徴を持った次世代の放射線治療法です。様々ながんへ適用拡大させるには様々な問題があり、私はその一つであるiBNCT装置のビーム孔の改良を行っております。この改良により治療中の患者の固定と密着の精度をあげ、治療精度の向上と不必要なひばくの低減が行なえます。現在はシミュレーションソフトを使用して様々な形状のビーム孔を設計しております。 続きを読む
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Q.
在学中に力を注いだこと
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A.
私が大学・大学院で掲げた目標は新しい環境で新しい何かに挑戦することです。これをもとに、大学では一年時から放射線計測・治療の研究室に入り学会に毎年参加して知識を吸収し、三年時から大学卒業まで外部の研究機関に赴いて今まで学んできた内容とは異なる分野の放射線治療で使用する新しい増感剤の研究を行いました。大学院では次世代のがん治療法である加速器型ホウ素中性子捕捉療法の研究を行っています。このように私は自分で決断した放射線と医療というフィールドの中で、新しいことにも臆せず挑戦しました。これらの経験では様々な人と関わる機会がありましたが、私は自分の立ち位置を冷静に把握して信頼を得るために相手との距離を縮め、どのような行動をすべきか道筋を考えて行動します。私は新しい環境で経験のないことに対しても、誠実に目の前のことに向き合い人との関わりを通して知識を身につけて最後までやりきることができます。 続きを読む