<大学入学前>
・テーマ(50)高校2年次に40人規模の中高一貫校のチアリーディング部の部長を務めて
・期間(50)2012年4月~2013年3月
・理由背景(150)学校の意向で体操からチアリーディングに活動内容が変更して3年目を迎えた時でしたが、上級生がもつ体操部への未練が原因で、5学年のまとまりが欠けていました。まとまりが欠けると、上達の弊害になるだけでなく怪我のリスクが高まると考えたため、将来に向けたチアリーディング部としての基盤づくりに尽力しました。
・経験の詳細と、その経験が今のあなたにどうつながっているのか(350)
具体的には、目指すべき自分たちのチアリーディング部像を形成するため、他校との合同練習を企画しました。体操部としての名残は自分たちらしさでもありましたが、上級生がチアリーディング部に心を切り替えるきっかけになればと思ったからです。合同練習は学校の規則で叶いませんでしたが、代替案の見学は認められ、外部のチアリーディング部を知ることが刺激となり、徐々に部内の雰囲気が変わり始めました。体操部時代にはなかった上下関係と一体感が生まれたのです。この経験を通じて、常に組織の現状に満足せず、課題をもち、周囲に働きかけながら改善を図ることの重要性を学びました。課題に対して目的を常に見失わないようにすることで、困難な状況でも前向きに粘り強く取り組めるようになったと思います。
<大学1>
・テーマ(50)大学2年の夏にフィンランドで行われた国際ワークキャンプに参加して
・期間(50)2015年8月
・理由背景(150)授業、サークル、アルバイト、どれも居心地がよく楽しく充実した大学生活を送っていた時、何か新しいことに挑戦したいと考えました。誰も知らないところへ行くことで、自分に成長の種を植えたいと思ったのです。そこで世界中から集まった参加者と集団生活しながらボランティア活動を行う国際ワークキャンプを選択しました。
・経験の詳細と、その経験が今のあなたにどうつながっているのか(350)
計8か国11名で構成された参加者は私を除いてヨーロッパ系で、案の定、言葉の壁にぶつかりました。しかし私が悔しいと思ったのは、言葉の壁に引け目を感じて、一体感のないメンバーに働きかけることができなかったことです。ある時、青少年施設にある側溝を掃除するために、溜まっている泥水から石を掻き出すという作業を行っていました。各自黙々と作業を進める中で、協力して作業しないのであればどこだってできると思いました。そのもどかしさに奮い立ち、先に水をバケツリレーで抜くことを提案しました。提案は賛同を得られ、言葉を交わしながら作業するようになると連帯感も生まれました。この経験を通じて、一つになって物事に取り組むことは当たり前ではないということを知りました。同時に、限界を決めずに挑戦することの大切さを学びました。
<大学2>
・テーマ(50)大学3年次に40人規模のスキーサークルの会計を務めて
・期間(50)2016年4月~2017年3月
・理由背景(150)2年生の時の大会で入賞できなかったことをきっかけに、会計として出来ることを考え、それは、経済的な理由で十分な練習量の確保が叶わない部員をゼロにすることだと思いました。強豪チームでない場合、一人ひとりが戦力となるのでチーム全体のレベルアップが必要条件だと考えたからです。
・経験の詳細と、その経験が今のあなたにどうつながっているのか(350)
具体的には、道具購入や合宿参加にかかる多額の活動費の一部を部費で工面することに挑戦しました。実際前年度の繰越金は5万円もなく、現実的ではないと思われました。しかし部費を値上げしては本末転倒なので、部費管理の改善を図りました。先輩が記録を残していなかったため予算作成に苦労しましたが、各役職と連携して役職ごとの予算を立て、オフシーズンの出費を節制しました。その結果、道具購入費や大会エントリー費に充てることができ、その甲斐あって1か月間の合宿への全員全日程参加を実現、更には全国学生岩岳スキー大会で入部以来最高成績の女子クラブ総合8位を収めることができました。この経験から、「大きな課題を対応可能な目標に分解し解決する力」と、「接点のある人に協力を依頼し取り組みを進める力」を培いました。
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