私は同期で唯一の女子だったので入部当初から女子副将になることが決まっていました。団体戦も自分の代だけではチームを組むことすらできませんでした。高校から空手を始めたので大学では戦力として先輩に認めてもらい、一年生の頃から先輩と一緒に団体戦で戦わせてもらっていました。先輩と一緒に団体戦に出て勝つことも負けることもありましたがどちらにしても個人戦よりも楽しく団体戦があるたびに喜んでいました。そのため、自分が最高学年になったときには、自分が勝ちたいというのはもちろんですが、後輩にも団体戦の楽しさ、そして団体戦で勝った時の喜びを味合せてあげたいという気持ちとそれまで一緒に戦ってくれてずっと応援してくれた先輩たちにも感謝の気持ちを表すためにも絶対に団体戦で優勝したいと思いました。そして後輩たちが入部してきたころから飲み会などの度にどうしても優勝したいと言い続けていました。その私の気持ちに応えてくれたからこそ後輩たちは自主練に付き合ってくれていたのかもしれません。また試合で勝てなかったのも今思うと私の気持ちが重すぎてプレッシャーになっていたのだと感じています。私はこれまでは先頭に立って人をまとめるタイプではありませんでした。しかし、この経験によりリーダーシップや責任感が身に付けられたのではないかと思っています。ここまで私を支えてきてくれたすべての人に感謝をしたいです。
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