サークル対抗のテニスの団体戦で、“チームの仲間とともに優勝するために”本気で取り組みました。私はリーダーを務めました。リーダーに立候補したのは、前年度の大会で予選落ちに終わった悔しさから、チームを変えたいと思ったからです。前年度の結果が悪かった原因は三つ考えられました。一つ目は、試合形式の楽しい練習ばかりを行い、基礎練習を疎かにしていたことです。二つ目は、多くのメンバーが受け身で練習をしており、上達するために何をすべきかを考えていなかったことです。三つ目は、チームとしての目標が例年の結果である予選突破であり、士気が低かったことです。
私が取り組んだことは三つあります。一つ目は、練習内容の工夫です。毎回の練習で、基礎練習と試合形式の練習を交互に行うようにしました。「基礎練習で身につけた技術を試合形式の練習で実践し、逆に試合形式の練習でできなかったことを基礎練習で意識する」というサイクルを定着させることで、着実に実力を伸ばしていけるようにしました。二つ目は、反省会の実施です。練習後には必ず全員で集まり、その日の反省と次の練習での目標を共有するようにしました。それにより各自が目的を持って練習に臨むようになり、後輩たちも次第に練習内容を提案してくれるようになりました。三つ目は、サークル全体の意識改革です。目標を優勝に設定し、それをチーム内だけでなくサークル全体に伝えました。それによりサークル全体でチームを応援する雰囲気が生まれ、チームの士気が上がりました。
これらの結果、本番では優勝を成し遂げることができました。一度優勝を経験することで、次年度からも自然と優勝を目標とする雰囲気が生まれ、それは後輩たちにも受け継がれていると感じます。
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