ゼミでの活動です。具体的な取り組みとしては、回帰分析を用いて吉祥寺駅の駅ナカにある商業施設の購買行動分析を行いました。その活動の中で苦労したことは2点あります。一つ目は、分析のテーマ設定です。商業施設に会員データをご提供いただきまして、自由に分析して良いという状況でした。限られたデータとデータ分析スキルの制限があり、何ができるかわからなったためです。コロナ禍という環境もあり、実際に店舗に足を運ぶこともできず、テーマ設定に苦戦しました。チーム内で、アルバイト中になんとなく理解する事象に目を向ける時間をとり、購買行動に影響していそうな環境要因や精神的な要因に疑問を持つ時間をとりました。2つ目は、分析結果に対して「なぜ?」を持つことで多角的にアプローチすることです。推定結果に対して、「なんとなくそんな傾向があるのはわかる」の状態でプロジェクトが停滞することが多々ありました。これは、店員目線で推定結果を見てしまうことで、全体の傾向だけに目がいってしまい、消費者としての視点がなくなってしまったからではないかと考えています。「なんとなくこんな傾向」で理解して気になるのではなく、売り手視点・消費者視点・両方の視点の3つを切り替えながら、傾向の本質にアプローチしました。この経験から、手段に制限があっても最大限挑戦することの難しさと、多角的なアプローチのやり方を学びました。
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