VRが話題になっている今、次に話題になるのは複合現実であるMRと、代替現実であるSRではないかと考えています。
MRは現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する技術を指します。現在この技術は主に自動車関連で使用されており、目の前の現実空間に現われた仮想の自動車のパーツを替えたり、ボディを持ち上げたりすることが出来るようです。ARとは違い、実寸大のCGを現実世界とシームレスにつなぐことで、更なる臨場感を可能にしています。
将来的にこの技術が発展すれば、仕事や物品購入の際だけでなく、様々なことに応用出来るのではないでしょうか。ゲームへの応用を期待できるので、もし有名なキャラクターが自分の部屋でくつろいでいたら、などと考えると非常に面白そうです。
次にSRは、現実の世界と過去の映像を混同させて、本来実在しない人物や事象が目の前で存在しているように錯覚させるシステムです。現在と過去の垣根を取り払うこの技術は、VRやMRとはまた違い、自身が没入していることに気付かない程の現実感だといいます。
この技術をエンターテインメントとして利用するならば、大人たちの学生時代の映像を用いて、その時の青春を再び体験出来るようにしてみたいです。SR技術が発展し日常的に使える程度に普及しなければ難しいですが、人間の外部記憶復元装置としても利用出来そうです。
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