ゼミの研究―1回3時間かかる解析作業を5分まで短縮したこと
現在、ゼミで原子炉の緊急冷却時の安全性について研究しています。その研究の目標は結果を基に温度変化をシミュレーションするモデルを作成することです。そのためには実験を行います。そしてその実験の中での身近な課題は実験後の解析が実験1回につき3時間かかることでした。これは実験の意欲を削ぐ原因で、私はこれを改善し、効率的に行うために周囲の方々に助言を求めて尋ねました。そしてマクロというプログラムの存在を知り、それを習得するために班員と理解できるまで繰り返し学習しました。それでもわからない部分に関しては、その点をノートに集約して詳しい方に質問しました。そしてマクロはついに完成して、解析の時間が3時間から5分になりました。この活動を通して学んだことは、自分が提案して何かを行うときは、自分が率先して行動し、やる気を態度と行動で示すこと、わからないことは素直に聴くことが重要であることに気づきました。そのためには自分が他のメンバー以上に動く必要がありました。また専門ではない話を聴くことが多く、辛い、しんどいと思うこともありました。しかしわからないことを質問すれば、丁寧に教えてくれて勉強の一助になりました。また自分の行動で班員の行動や態度に変化が感じられた時は、自分のがんばりを認めてくれたこと、協力的になってくれていることに喜びを感じることができました。また仲間と難問を乗り越えた時の楽しさにも気づくことができました。この経験から、自ら率先して動き、やる気を態度、行動で示すこと、恥ずかしがらずに聴くこと大切さを学びました。
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