私が経験した最大の失敗は友人と大喧嘩してしまったことです。私は2年浪人していたのですが、浪人1年目のころ友人も一緒に浪人していました。その友人とは親友といえるほど仲が良く、私の事をよく理解してくれていました。お互いに浪人1年目の結果が芳しくなく些細なことで言い争いになり、袂を分かつことになってしまいました。その直後ショックのあまり食欲もなくなり、相手の悪いとこばかりを考え何故相手は私の事を気遣ってくれないのだろうと考えていました。しかし、1年ほど経過して思い返してみると私も相手に対して気遣いが足りていなかったということに少しずつ気が付いてきました。残念ながら時はすでに遅く相手との関係の修復は難しそうでした。それで私はまたしばらく落ち込んでいました。そこで私は考え方を変えることにしました。その友人との関係により自分が成長できた点を1つずつ考えていきました。すると、その友人により私が人として大きく成長できていたことに気が付きました。その経験から私は2つの事を心掛けるようにしました。まず一つ目は、失敗して転んでもただでは起き上がらないということです。失敗した挙句になんの収穫もないのでは失敗した意味がありません。失敗したときは自分の行動を振り返り、どうすれば同じ失敗をしないようになるかよく考えることで以前よりも素早く立ち直り新たなことに挑戦できるようになりました。2つ目はどんなに仲が良くて気が合う友人に対してでも気遣いを忘れてはいけないということです。相手が私の事をよく知っているからついつい雑な対応をしてしまいがちでしたが、相手を気遣うことでこそよりよい関係を維持できるのだと考えるようになりました。
続きを読む