粘り強さ
私はこの粘り強さを「壁にぶつかった時に柔軟にやり方を変えながら目標を達成できる力」と解釈する。この粘り強さが発揮された経験には、東京FMでの長期インターンでラジオCMに係わるプロの協力の下、学生ラジオCMコンテストの応募総数を過去最多としたことがある。このインターンは直接東京FMの社員の方へアタックした学生の中から選ばれた8人の仲間で構成された非公開のものであり、各々のやる気が高かった。今回の取り組みはそのメンバーで取り組んだプロジェクトの1つである。目標は、学生である自分たちの存在価値を示すことを目指し、直近3年間は応募総数が横ばいであるという事実を踏まえ、過去最多でキリのいい2,000通とした。まずメンバーと現状の広報の課題を洗い出し、「コンテストの認知度が低いこと」を課題と捉え大学やその周辺でチラシ配りをしたり、Twitterに広告出稿を行ったが応募総数の増加に繋がらなかった。そこで私は課題を「コンテストの認知度が低く、ラジオCMを創る機会も無い」ことだと捉え直し、コンテストの認知向上とラジオCM作りを体感できる取り組みとして、大学での体験型講義を企画した。講師にはプロのコピーライターやラジオ局員の方を招き、簡単な講義後参加学生も実際にラジオCMを作るというワークショップである。まず私から率先して、上司と相談し選んだプロのコピーライターやラジオ局員の方々のもとに直接出向き、講師の打診を行った。しかし断られたため、改めて自身の提案を見つめ直すと独りよがりであった。そこで、相手視点でこの講義をやる意味と「あなたでなければならない理由」を熱く語ることに変えることで、快諾頂き講義が実現した。この成功体験をもとに他のメンバーと4大学で行い、応募総数は前年比30%増の2400通を超えた。以上の経験から、私は失敗してもめげずに新しい方法を模索し、目標達成できる人間だ。
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