私は仲間一人ひとりに向き合った上でチームを成功に導くことがリーダーシップであると考えます。
私はスノーボード部の部長を務め、その年の新入部員が初めての冬から競技に挑戦することを目標に夏季練習の本格的な導入に尽力し、リーダーシップを発揮してきました。
私たちが取り組むジャンプ競技は初心者が雪上で行うことは非常に危険です。そのため、前年度までは2年生の冬からジャンプ練習を開始していましたが、その体制では学生のうちに大きな成長は見込めないと考え、夏季練習施設の人工芝の上での滑走練習を1年生に対して導入しました。その結果、1年生の大半が初めての冬にジャンプ練習を雪上で行えるようになりました。
しかし、この夏季練習施設においても、転倒の仕方によっては怪我をする危険があることが大きな障害でした。そこで、私は部員一人ひとりをよく知るためのヒアリングを行った上でこの練習に参加させるかどうかを判断しました。他のスポーツに比べ気軽に練習を体験してもらうことは困難であったため、各部員のスポーツ経験などから運動能力を想像し安全に練習に取り組めるのかを見極めました。怪我をする可能性が高いと判断した場合には、バランス感覚を養うためのトランポリンに挑戦してもらうなどの別メニューを提案しました。
このように危険だからという理由で全員の練習を控えるのではなく、部員一人ひとりの能力や性格を把握した上で練習内容を決定し、それぞれの成長に貢献できるように行動することが大切あり、そのような考え方がリーダーに必要だと考えています。
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