私は大学の体育会サッカー部での活動に最も力を入れました。サッカー部の目標は日本一ですが、10年間全国大会に出れていませんでした。私は日本一を目指す選手自身が身体のコンディション管理に必要な知識を持っていないことが問題だと感じ、そこを補うことが必要だと考え、フィジカル部という部署を立ち上げました。
活動としては、毎日の練習前後に体重を測定し、そのグラフ化や、フィジカル通信を発行し正しい栄養摂取や水分補給の方法などを提供しました。
そしてこの部署で最も成果が出た活動が補食の導入です。
私は選手の練習後の栄養摂取率が低さに着目し、練習後に補食を摂れる仕組みを計画し、実践しました。
この計画は経費やグラウンドまでの配送方法など多くの問題がありましたが、大学の生協や業者の方と週に1度話し合いの場を設け、交渉と調整を重ねました。さらに監督やスタッフ、部員150人の一人一人に活動意義を詳しく説明し、より成果が大きくなるように努めました。
その結果、試合中に足をつる選手はいなくなりました。また、身体のキレが良くなったという選手の声も多くなり、チームとしても全国大会でベスト8という成績を残すことが出来ました。
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