(1) 東京に数店舗あるイタリアンレストランのアルバイトで常連客を増やして売上を上げることを目標に働いた経験です。近隣のチェーン店と比べて売上が約15万円低かったため、この差を縮めることをスタッフ全体の共通目標としました。また、行動理由の1つとして売上が低いことが原因でスタッフ全体の働くことへのモチベーションも低下していたため、この現状を変えたかったという想いもあります。
(2) まず行ったことは売上の高い店の分析です。そして売上が高い店の店員はお客様と積極的に会話をしていることに気付きました。そこでお客様との親密度を高めることが常連客増加に繋がると考え、ミーティングで3つの提案をしました。1つ目はお客様との会話量を増やすこと。2つ目は会話中にお客様の名前を聞き、名前を覚えて呼びながら接客すること。3つ目は仕事時間終了後、担当したテーブルに挨拶をしてから帰ること。しかし最初は私含めたスタッフの大半がイメージ通りに接客ができないという壁に直面しました。そこで理想の接客像を明確にするために複数人で他店を何度も訪れ、店員の接客の様子やお客様との会話の入り方、会話の組み立て方などを徹底的に観察しました。他にも当店の帰国子女で並外れてフレンドリーなスタッフにお客様と打ち解けるコツなどを学び、接客に反映していきました。その結果徐々に理想通りに接客できるようになりました。
(3) 結果、2カ月で常連客を20グループ以上獲得、1日の平均売上を15万円上げることができ、人気店に売上が並んだことでスタッフのモチベーション向上にも貢献できました。また店舗調査で訪れた社長からも接客において最高評価をいただくことができました。この経験から分析と実行を繰り返す大切さと意見を発信して周りを巻き込む重要性を学びました。そしてこの既成概念を打破して進化を目指す姿勢を今後も活かしたいです。
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